障がい者雇用を目的とした湘南ゼミナールの特例子会社

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お知らせ

~INFORMATION~

川崎市の「合理的配慮」のセミナーに参加

10月30日と11月6日に行われた川崎市主催の「合理的配慮」についてのセミナーに参加してきました。

「合理的配慮」のセミナー

「合理的配慮」とは、来年の4月から施行される改正障害者雇用促進法で、障がい者が職場で働くにあたっての支障を改善するための措置であり、事業主に提供する義務が求められるものです。
今回のセミナーでは、2018年から精神障がい者の雇用が義務化されるためでしょうか、特に精神障がい者に焦点をあてたセミナーでした。グループワークを中心としたセミナーで、このセミナー発で「障害者雇用における合理的配慮の提供義務をより良く活かすためのヒント」を作成するという意欲的なものです。

参加されている方は、障がい者の雇用に取り組まれている特例子会社や団体の皆様、支援機関の皆様、そして2日目には実際に企業で働いていらっしゃる障がい者の皆様でした。オーシャンは設立以来、オーシャンで働いている障がいのある従業員の可能性を引き出し、長く働き続けられる仕組みづくりに取り組んできており、同じように障がい者雇用に取り組んでいらっしゃる企業の方とお話する機会は限られていましたし、また、オーシャン以外で働いている障がい者の方とお話しする機会は初めてであり、とても意義深い時間でした。

10月30日セミナーの内容

  1. 1.オリエンテーション
  2. 2.講義「改正障害者雇用促進法に基づく合理的配慮の提供義務とは」
  3. 3.演習1:ロールプレイ型グループワーク「相互の立場で合理的配慮を知る・体感する」
  4. 4.演習2:「合理的配慮への理解を個人で、グループで深め、理解を広めるヒント集を作る」
  5. 5.演習1・2の共有・振り返り

講義では、和泉短期大学 鈴木敏彦教授が厚生労働省の資料を親しみやすい切り口でわかりやすく解説してくださいました。これらの資料はあくまでも「柱」であり、その柱に沿って個別具体的な事情に基づいてどのように対処するのか、障がい者と事業主でともに考え続けることが大切なのだと理解しました。

グループワークでは、具体的なケースを3つほど取り上げ、参加者が役割を演じて、それを元にグループで意見交換を行い、キーワードを抽出し、合理的配慮の理解を深めるものです。ヒント集に向けて、パターン・ランゲージという問題解決のツールを利用したチャレンジングな内容でした。パターン・ランゲージとは、状況(context)、問題(problem)、解決(solution)のそれぞれに名前をつけていくという手法です。同じケースでも様々な意見や感想が出て、オーシャン内だけでは出てこないであろう考え方に触れることができた有意義な時間でした。

ロールプレイで抽出された主なキーワード

  • コミュニケーション
  • 一度、受け容れる
  • チームワーク・連携
  • 本人・会社・支援機関のつながり
  • 聴く・歩み寄る・話し合う
  • 個別・組織として取り組む
  • "全体の利益"に気づける風土・文化
  • 聴く・話す・受容する
  • コミュニケーション
  • 互いの立場に立つ

11月6日セミナーの内容

  1. 1.オリエンテーション
  2. 2.講義「障害のある方へ十分なコミュニケーションができていますか?」
  3. 3.演習:当事者との対話から、ヒント集を使い、配慮要求を考える
  4. 4.当事者・グループからの振り返り
  5. 5.演習の共有・振り返り

講義では、前回に引き続き鈴木敏彦教授が前回のセミナーのまとめとコミュニケーションの重要性について熱意あふれる語り口でお話いただきました。そして、演習です。企業で働いていらっしゃる障がい者の方たちが入り、実際に体験した配慮要求の事例をお話いただき、前回のキーワードに基づき、企業がどのように捉え解決するのかを意見交換しました。

セルフマネジメントの大切さ

どのプログラムも興味深く刺激的でしたが、中でも2日目に参加された障がい者の方たちの働く基礎力に驚かされました。自分の言葉でしっかりと自分の意見を伝える、そんな力を持った方たちでした。グループにお一人かお二人参加されていたと思いますが、最後の振り返りではお一人ずつ全体にお話しいただき、「貢献する」「役に立つ」という言葉が何度も聴かれ、また、配慮が必要な時には自分から伝えるので、障がいのあるなしに関わらず同じように扱ってほしいという言葉も印象深いものでした。皆様、「働くしあわせJINEN-DO」という就労移行支援機関のご出身とのことでしたが、働き続けるために必要なセルフマネジメント力をしっかりと身につけているのに驚かされました。

最後になりましたが、有意義なセミナーをご準備ご提供いただいた川崎市の皆様、意見交換させていただいた企業の皆様、そして勤務後に「お役に立てるなら」と参加してくださった当事者の皆様に心より感謝いたします。